煉獄



永遠に続くと思っていた。
その苦しみから。
解き放たれる

待ち望んでいたはずの瞬間。

なのに俺の魂は、自分から。
ソウルイーター
お前の餌食になることを選んでしまう。

おれとソウルイーターには不思議な繋がりがあって、
瞬間にざらりという音を立てて、
闇とともにお前の思考が入ってくる。

300年もの間お前は俺を喰う瞬間をこんなにも心待ちにしていた。

悲しみや憎しみや絶望やそんな目を背けたい感情だけを与えて
俺を負の感情で膨らませて
そんな不幸な魂が喰い頃になるのをお前は待ち望んでいた。

ご苦労なこった・・・。

俺の魂、は。
だけど
ソウルイーター。
最期に。
たったひとつ。
幸せを見つけて。



ざまあみろってんだ。
さぞかし不味いだろ?
俺の魂は、不幸なんかじゃない。


目の前に、アイツの泣き顔が目に写って。


ごめんな。
だけど、笑って、逝かせてくれよ。
最期までやっぱりいえなかったけど。



お前の幸せを願わせてくれよ。
俺の分まで。
いきて。

「テッド!!」

闇の中でお前の声だけが聞こえてるよ。
泣くなよ。
いろいろつらい目にあったんだろ?
そいつ、あの魔女と張るくらい、悪趣味だからさ。
恨んでいいっていってんだからさ。


俺はさ。
幸せだから。

煉獄の合間に。
ありもしない天国でなく。
俺はこの世に。
この世の果てに。

さいごに。
おまえを。
みつけたよ。













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