My Eye's On You
カカシせんせー!おれね、
突然扉をあけ入ってきた少年に彼はコーヒーを飲もうとしていた手を止めた。
こらこら、上忍の部屋にいきなり入ってきて、そりゃないでしょ。
だってさ、あのさ。
そういって、きゅうとしがみつく。
まったく、子供なんだからなあ。
頭をなでてやりながら、彼はほかの上忍に目配せして
じゃ、そういうことだから、といって、立ち上がった。
みると、ほかの上忍との話中だったらしい。
・・・あ、気づかなかった。せんせごめん。
何をいまさら。お前はそういうとこもちょっと考えたがいいね。
んー・・。
自分にはなすことだけ考えて、気が回らなかったのだ。
ちょっとはんせいしているらしく、反論してこない。
こどもだからなあ。
で、なんだったの?
あれ?わすれちゃった。
・・・
さっきまで一生懸命話そうと思ってたのに忘れるのか?
しかしそれが口実でない証拠に眉をしかめて頭を抱え込んでいる。
のうみそちいさいからなあ、おまえ。
・・・だってさ。
なあに?
なんでもないってばよ!せんせのせいで忘れたってばよ!
なんでせんせーのせいなの?
しらないってば!
はしっていってしまう。やれやれ。
つもる話を中断して出てきたってのにな。
もう紅はコーヒーを捨ててしまったろう。
せっかく久々にあいつらに会えたってのに。
気遣いの要らない、楽な時間をもう少し楽しみたかったのにな。
だが、彼はナルトを追うことにした。
子供はすねるとあとが面倒だからだ。
どうせ戻ってもあいつらもいないだろう、とおもった。
あのさ。
・・・。
(やれやれ。)こっちむかない?いーかげん。
・・・・。
おーい、なあるとー。
早足で歩く少年の後ろから歩きながらはなしかける。
走っていかないところをみると、向こうもそろそろ振り向くだろう。
くる、と少年は向きを変えた。(ほらね。)わかりやすい。
きゅ、と唇をかんで、眉をしかめて、こぶし握って。
おやおや。泣きそうじゃないか。
せんせ、おれといるのやなくせに。
は?
さっき、ずっとたのしそうだったってばよ。
あ。(なあんだ。やきもちかあ。全く、子供ってやつは。)
おれ、すぐ上忍になるからさ。
ん?
そしたら一緒いてくれる?
・・・・。
それはちょっと予期していなかった言葉で。自分は今、どんな顔をしてるだろう。
あのな、ナルト。
・・・。
おまえはそのまあまでいいよ。
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