あどけない話(DISTANCE-2)



おれのこと。ずっと好きだっていってよ。
一緒がいいって、いってよ。



おれ、サクラちゃんとつきあうかも。
そういって、サスケの顔をみる。じいっと。

そうか。
それだけ。

サクラちゃんと、なんて、きっと、夢にまで見てた。
それなのに、どうしてこんなに胸が痛い。

嬉しくてわくわくしてるんじゃなくて。
切なくてどきどきするんじゃなくて。
ひどく、苦しい。

だっておれ、サスケのこと。
いっても、しかたないこと。

甘えられれば、お前はだれでもいいんだろ?
なんていわれて。
そうかもしれないと思ったから。

サスケは、
好きだっていってくれない。
ぎゅうなんて、ひっついてもくれない。
ヤキモチもやかない。

すっげーいじわるで
口が悪くて
だけどぎゅうってしたら、あたまなぜてくれた。
ちょっとだけ、優しいかもなんて、思ってた。

なんでだか、泣きそうになって、ずっと黙り込んでたら、
俺ともう口もききたくねえんだったら、かえるぞ。っていう。

バカサスケ!
そんなに、おれのこと、嫌い?

おれ、大嫌い!
おまえなんて、嫌い!
だけど、ちょっとだけ。
妬いてくれたらいいな、っておもってた。


絶対分かってて無視してるから。
好きだなんて、いえなくなった。

恋愛未満の感情。


それは、多分子供の独占欲。
そういって、片づけられた、子供の思い。


                         DISTANCE3へ

                                


  DISTANCE TOPへ戻る