お前なんか嫌い!
キライキライキライ・・・・
頭の中で鮮やかに蘇る映像。
「・・・なんだってんだ・・・」
他人なんてどうでもいいはず。
いままで他人の評価なんて気にしたこともなかったのに。なのに。
(すっげーむかつく。)
それは数日前の放課後。
見知らぬ少女に校庭でいきなりあかんべーをされて。
全く初対面だのに「すけこまし」扱いされて挙句大キライだと走り去られた。
(いいじゃねえか、嫌いでも。)
(・・・いや、よくねえ。だって俺は・・・)
(・・・俺は・・・?)
分からない。だってこんなことは初めてなのだ。
窓際の後ろの席で、頬杖を突きながらサスケはずっと考え込んでいる。
金髪の長い髪をツインテールにして。(陽に透けて柔らかそうだったな・・・)
くるくるとよく動く大きな青い目で(・・・大きなビー玉みてえだった・・)
よく通る声で(・・・逃がさずに言い負かしたらどんなこといったろう・・・)
着込んだ鎖かたびらと薄物の忍者服。(白くてなげえ手足、丸出しだったよな・・・)
なんて思い出していると胸がぎゅうぎゅうと音を立てそうなくらい痛くて。
(なんでこんなに胸くそが悪いんだ・・)
そして、頭の中で走り去る。今日幾度目かのリプレイ。
はた、と気付く。
よく、よく思い出してみると。
縦に、横に、不規則に、・・・・揺れてた気がする。
(そういえば。胸、でかかったよな・・・。)
鎖かたびらはこの里では肌に直接着ることが多い。
成人した女性でも帷子の上に上着を羽織っているだけのことがままあって
それを見るのは男子の間でちょっとした楽しみでもあった。(自分は下らないとしか思わなかったが)
胸のない奴が普通に歩いてる分にはあまり大したことはない。が。
豊かな胸で、なおかつ思い切り走って見せるなんて芸当をすれば。
(絶対・・・揺れてた、よな・・・)
(日向より・・・でかかったよな。)
今季くのいちクラスで一番の巨乳と評される女(別にあいつに興味はない)よりも。
服の間から薄くのぞいていた白い胸の谷間は思い返すとくっきりと深く。
無理やりに顔をうずめたらきっと絶対に気持ちよさそうで。
両手で下からすくい上げるように持ち上げたらきっと手に余るくらいで、掴んだら柔らかくて・・・。
いつの間にやら服なんて脱がせてしまった想像の中で、あらわになった巨乳は顔くらいの大きさになっていって。
頭の中がおっぱいでいっぱいになって、はた、と我に帰る。
(・・・なに考えてんだ、俺は・・・!!!!)
思わず赤くなってしまった顔を隠すように頭を抱え込むと、サスケは溜息をついた。
「おい、うちは。楽しそうなところすまんが当番だろう。職員室に資料をとりにいってくれないか。」
顔を上げると横に油女シノ。学級委員長だ。
「・・・別に楽しくなんか・・・」
「そうか、なら訂正する。見ていて面白いところすまんが次の授業の資料を取りにいってくれ。」
そういうと反論を待たずさっさと席に戻っていく姿に軽く舌打ちしてサスケは席を立つ。
とりあえず、体を動かしていたほうがこの妙な想像から逃げられそうでもあった。
「失礼します。」
ガラリと職員室のドアを開けると入り口のすぐ脇に用意してあった教材に手をかける。
「もー。イルカセンセったら!」
背後からする声にどきりとして振り向くと、金髪のツインテール。
隣のクラスの中忍教師の腕に体ごとべったりと張り付いてゴキゲンな様子。
「勘弁してくれよ、次授業なんだから・・・」
「んもー、授業と俺とどっちが大事?」
「分かった分かった今度遊んでやるから。な?」
「わーい、イルカ先生、すきーv」
ぎゅむ、と中忍の腕を豊かな胸の谷間で挟んでさらにぎゅうぎゅうに抱きついている。
瞬間とんでもなく卑猥な想像が頭をよぎって。
かっとなった次の瞬間には少女の細い腕をつかんでいた。
「サ。サスケ・・?」
いきなりの事に振り向いた大きな目がぱちくりと何度も瞬きをして。
「先生にくっつくなよ、迷惑だろ!」
なんでだかめっちゃくちゃ気分悪くていつもの優等生ぶりもどこへやら職員室で声を荒げる。
「め・・・・」
迷惑?と少女はイルカに目で訴える。
さすがに独身の若い教師としては小さい子に手を出したのかといいそうな他人の目もやや気になるところだが、
全く迷惑なばかりかというとそうでもなく。(だって馬鹿な子ほどかわいいというではないか。)
イルカは苦笑して少女の頭をなぜる。
「どうしたんだ、サスケ」
「なんでも・・・」
仏頂面のままギンギンに睨みつけられて少女は口を尖らせる。
「こいつイルカセンセと俺の仲裂きにきたってばよー」
「あのなあ、裂くほどの仲じゃないだろ。」
「えー、お嫁にしてってばよ。」
「・・・・調子に乗るな!」
そういうとゴスッと出勤簿の角で頭を叩かれ、二人して職員室から放り出された。
「もー!お前のせいだってば!」
ぶたれたつむじのあたりをさすりながら少女がぶーたれる。
だって。毎日のように悪戯ばかりしているナルトは職員室出入り禁止を喰らっていて。
なんとか女の子に化けて大好きなイルカ先生のいる職員室に入り浸っていたのに。(ただし妙齢、裸でないことが条件)
そこまで慕うならと、イルカ先生が構ってくれてたのに。
また出入り禁止になったらどうしてくれるんだ、といいたいのを必死で堪えて睨みつけるとやはりこちらを射据えるサスケ。
「文句あんのかよ!」
「お前、・・・この学校なのか?」
「は・?」
一応サスケとしてはあの後学校中を探したのだからそんなはずはないのだが、確認のために問いただしたに過ぎない。
「・・・だったら、どうするよ。」
ナルトは質問の意図が理解できず身構える。
「・・・(そうなのか??)」
「・・・なんなんだってばよ!」
「明日」
「は」
「放課後、裏庭にこい。」
ポケットに手を突っ込んだまま、じろりと、睨むような目線でサスケが言う。
(見下したよーに、なにえらそーに・・・)
「おう、のぞむとこ、だってばよ!」
ふん、と踵を返し教室に戻るうちはサスケと。
対抗心をもやしつつ、鳴り響く始業チャイムに慌てて術を解き(サスケにあわないよう窓からばたばたと)教室に戻るナルトの。
決戦は金曜日。
→3
ナルコだとどうしても胸の話が多くなるのよねー。そしてサスケがふだんよりスケベだ。っつーかおっぱい星人。
なんだかさよってば最近サスケスキーさんに呆れられそうな話ばっかり書いてます。(泣)
かっこいいサスケは私には無理なのか???そういや甲斐性のあるサスケ書いたことねーや。
好きな子ほどいじめてしまう悪い癖かもしれません。・・・そしてこの話、実はまだ続きます。